悲劇のあとの歓喜

2002年3月25日
 サッカーの話です。そろそろワールドカップが始まります。我が日本代表、どこまで勝ち上がるのか気になりますが・・・今回はちょっと違った話を。

 前回のW杯で、日本は惨敗。前々回は「ドーハの悲劇」で出場すら出来なかった。この悲劇がジョホールバルでの歓喜を生んだんだけどね。 
 前回優勝国はフランス。全員サッカーを確立し強くなったウラには日本と同じ「悲劇」があったんだ。


 


 1993年。日本がドーハでイラクにロスタイムにゴールを入れられて引き分けた試合の3週間後、フランスでも同じようなことが起きる。
 
 予選最終試合。フランスはブルガリアに勝つか引き分けるかでW杯出場だった。フランスは先制点を挙げて、後半44分まで1−0でいた。しかし残り数秒でブルガリア、コスタディノフがシュートを決める。1−1。

 「まだ大丈夫。W杯は大丈夫・・・。」

 ロスタイム。フランスのパスミスを拾い、カウンター。縦パスをつなぎ、最後はコスタディノフ。
 
     『2−1』

 ゴールの瞬間、フランスサポーターで埋め尽くされた会場はゾッとするように静かになった。それは湖にしずくが落ちる瞬間のように・・・。「パルクデプランスの大沈黙(悲劇)」とも呼ばれるこの結果により、フランスは予選敗退。
 ブルガリアはこの大会で4位へ。

4年後、この悔しさをばねにフランスは優勝。2年後のユーロ2000でも優勝。今回はどうでしょう?


 日本にとって2002年の大会が歓喜の大会なのか悲劇の大会なのか・・・それは分からないけど、どちらにしても選手たちが国民と一緒に、より強く分かち合うんだろう。

*フット猿の予想*
 日本-ベルギー → 1−2
 日本-ロシア  → 1−0
 日本-チュニジア→ 3−1 


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