今日の日記

2003年4月17日
 Kは小学6年男子。Sは小学6年女子。
 
 KもSも同じサッカーチームで一緒にやってきた。

 女子と言えどSの方がサッカーは上手かった。

 そして中学進学のとき、Kは地元の中学へ。

 Sは東京の名門チームの下部組織へ。

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 KもSも中学・高校とそれぞれ活躍。

 高校卒業後、ある日SはKの家へ遊びに行く。

 その途中、交通事故でSは死ぬ。

 

 将来の女子サッカー界を引っ張るはずが…

 それは早すぎる死だった。


 Kは涙も出ない。ただ、その事実を受け止められずに呆然と―
 Kは高校卒業と同時にJリーグへ。

 1年目からベンチ入りし、ワールドユースに出場

 2年目には欧州へ留学 

 3年目でJの得点王

 4年目は五輪予選のアジア予選を戦う。

 5年目に五輪本戦出場。金メダル&得点王

 

 Kは長髪を靡かせてグランドを驚異的なスピードと

 強烈なシュート力で駆け巡るFWだった。

 背番号は11だった。その番号は死んだSの番号だ。

 五輪後、彼は失踪。

 見つかった時は肩まであった後ろ髪はバッサリ切られていた。

 Kは無許可でチームを離れたためチームをクビになる

 そのチームを離れた後、彼は地元のJ2のチームに入団する

 シーズンを残り10試合残していたときである

 そのとき、チームは5位だった

 そしてJ2最終節に

 Kのゴールで昇格を決めた

 そのゴールはロスタイムのゴールだ

 昇格の際、雑誌記者にこう言った

 「やっと、地元に貢献できた 次はSを越えるだけ」

 昇格請負人としての仕事を果たし、彼はイギリスへ渡る

 
 最初はイギリスでは結果を残せなかったが

 あるキッカケで変わった

 
 Kの元にSの元チームメイトが訪れてからである

 そのとき彼女はこういった

 
 「もう、Sを越えるなんて言わなくていい。

  貴方は―もう越えている 貴方は自分のために

  プレーするべき。 大丈夫、Sはいつでも貴方

  の心の中にいるし、私たち日本人のサッカー関
 
  係者の中にもいる」

 この日を境に彼は変わった

 初めて目標がSから世界へ変わった

 それは自分のための目標だった

 KがいつもSを目標にしているのはこういう経緯があったからだ

 S:「女子サッカーだって男子には負けない。誰かが

 もっとポピュラーにしなきゃいけない。それが自分なら

 私は喜んでサッカーをやる。レベルアップにも繋がる」

 
 KにとってSのサッカーに対する考え方や熱意は

 男子以上のものだと感じていた

 しかし女子サッカーの環境といえば

 男子の日ではない悪さである

 
 女子には男子以上の精神力や気持ちがあるにもかかわらず―

 Kはそのことが嫌だった

 なぜ男子だけ?なんで?Sは実際、俺よりも上手かったのに?

 ヘタでイキガッテル男子にはいい環境で

 上手になろうと謙虚に頑張る女子には悪い環境

 Kはこの矛盾がいつも嫌だった

 だからKは毎年毎年

 自分の稼いだ資金で女子サッカーの発展のために

 投資をしてきた
 
 イギリスに渡ってからは

 遠征費などを負担するようになったのである

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 KがJリーグに入団して12年後

 彼は31歳になっていた

 男子ではW杯ではベスト8が最高の結果

 女子はW杯でベスト4に入った

 Kが女子サッカーのスポンサーを務めてから12年で

 女子サッカーは盛んになり、世界レベルまで達し

 男子よりも結果を残すようになったのである

 


 引退するとき彼は言った

 「俺は色々なタイトルを獲ってきた

  ただ、それで満足したわけではない

  いつも俺にとっての目標は

  Sがやりたかったことを自分がやることだったんだ

  10年以上かけてソレができた

  もう、俺みたいな男子サッカー選手ばかり見る時代は終わりだ

  これからは男女で競争しあい、レベルを上げないといけない

  そのためにはサッカー協会が

  どちらかに力を入れすぎないことだ

  両方に、全力を掲げて支援すること

  そしてファンも同様に両方を応援すること

  日本にはコレが必要だ

  俺にはその土台しか作れなかった

  これからは次の世代の男女の選手が競争しあうしかない

  そうしていけば 男女共に世界一を獲れる

  俺はそう断言しよう」
 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 さぁ、この話はフィクションかノンフィクションか?

 答えは簡単。

 フィクション(爆)

 まぁ・・・なんで俺がこんなこと書いたかって言うと

 コウイウふうに頑張っている選手もいれば

 スターを気取る選手も居ると言う事

 こういう状態が続けば日本のサッカーはレベルアップしない

 上に書いた文章はね

 俺の願望も入っているけど

 これからの日本がこういうふうになるゾって

 ある種の予言みたいな。。

 ただ有りえないことじゃない

 

 男子最強のブラジルサッカーは女子も強い

 女子最強のアメリカは近年男子が力をつけてきている

 じゃあ日本もこれらの国を見習えば…世界を狙える

 これは俺の提案と希望と夢

 ソレがこの文章 

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